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講義名 東京家政学院を学ぶ
代表ナンバリングコード
講義開講時期 前期 講義区分 講義
基準単位数 2
代表曜日 水曜日 代表時限 2限前半
校地 町田キャンパス
授業科目の区分 共通教育
実務経験の有無
開設学科・年次 全学科・1年次
必修・選択の別 選択

所属名称ナンバリングコード

担当教員
職種氏名所属
准教授◎ 富田 弘美指定なし
教授廣江 彰指定なし
准教授澤田 雅彦指定なし

授業概要(教育目的) 「東京家政学院を学ぶ」は、受講生が本学の理念を、創設者である大江スミの想いと行動に即してその時代の中で理解することを主眼とする。また、現代における本学理念の再評価を受講生一人ひとりが行い、講義を通して自分の生き方と重ねあわせるために必要な情報と動機とを体得する機会にする。さらに、大江スミがイギリス留学から帰国後、日本で本格的に実践した家政学とは何かを知り、家政学を構成する個々の専門領域を受講生が在学中に学ぶ意義を理解する。(キーワード:大江スミ、家政学、被服・ファッション)
学習計画
東京家政学院を学ぶ
授業テーマ学習内容(アクティブラーニング・情報リテラシー教育・ICT活用を含む)教室外学習(予習・復習)の内容教室外学習の時間(分)
第1回大江家政学と「衣」の世界(1)-ドレスの形態と女性の社会的立場- 
大江スミがイギリスに留学した頃に着装していたイヴニングドレスやパリ・ロンドンで流行っていたファッションの移り変わりを把握し、女性の社会的立場・社会進出とドレスの関連を学ぶ。富田弘美(本学生活デザイン学科准教授)創立者大江スミ 学校法人東京家政学院 東京家政学院大学のホームページから大江スミについて読んでおくこと。 https://www.kasei-gakuin.ac.jp/houjin/houjin/founder/180分
第2回東京家政学院大学学びの特徴-家政学をどのように学ぶか- 
「家政学」について、現代もしくは将来にかけて学ぶ価値を考える。「暮らすこと」、「食べること」、「育てること」の各領域と「家政学」との関連について、「いのちをつなぐ」勉強をみなさんが大学で行う、という視点から検討してみたい。廣江彰(本学学長)
ア、課題の1、2はまずは200字程度でまとめたメモを作成し、手元に置いておきなさい。
イ、提出方法は第2回目の私の講義で伝えます。
180分
第3回大江家政学と「衣」の世界(2)-家政研究所開設以降の衣服- 
約100年前(1923年)に大江スミは家政研究所を開設した。その頃に着装していた衣服、およびその時代のファッションを通して大江スミが女子教育で学生たちに教え伝えたかったことを考える。また、四年制大学が設立された頃に制服が存在していたことにも触れる。富田弘美(本学生活デザイン学科准教授)
「ひとひらの雪として-大江スミ先生の生涯-」の第1章とげのある身(pp.1~15)を読んでおくこと。また、授業の中で課題を伝える。
180分
第4回大江家政学が伝えようとしたこと
本学の創設者大江スミが、文部省(現在の文部科学省)の国費留学生としてイギリスに留学したのが1902年。同じ年にみなさんも読んだことがある「ピーターラビット」が出版されました。その時代はイギリスの大きな変革期。そこで学んだ大江が創り上げた「家政学」は私たちに何を伝えるのか?それを読み解きます。
1900年代末のイギリス、とくに世はビクトリア朝(~1901年)からエドワード朝に移り変わる時代。その時代の特徴を示すことがらを、ひとつだけで良いので調べておきなさい。
180分
第5回家政学と女性(1)女子教育と家政学 
家政学が歴史的にどのように出発し、女子教育の変遷とともにその内容がいかに変化してきたかを、東京家政学院大学の沿革にも触れながら理解を深める。その際、家政学の発展を支え、担い手となった女性たちの活動、社会的位置づけに着目することで歴史的視野を広げ、自分自身の現在・将来のあり方を考える手がかりとなることを期待したい。受講者自身が自らの人生にとって「家政学とは何か」を説明できることを到達目標とする。特別講師 石渡尊子氏(桜美林大学教授) 
配布した課題を作成し、持参すること。
180分
第6回家政学とデザイン
家政学とデザインの共通点を探しながら、「デザインとはなにか?」「家政がくとは何か?」という問題について考える。澤田雅彦(本学生活デザイン学科准教授)「家政学」と「デザイン」の意味を、複数の辞書・事典で調べておくこと。180分
第7回家政学と女性(2)東京家政学院から見る家政学        
家政学が歴史的にどのように出発し、女子教育の変遷とともにその内容がいかに変化してきたかを、東京家政学院大学の沿革にも触れながら理解を深める。その際、家政学の発展を支え、担い手となった女性たちの活動、社会的位置づけに着目することで歴史的視野を広げ、自分自身の現在・将来のあり方を考える手がかりとなることを期待したい。受講者自身が自らの人生にとって「家政学とは何か」を説明できることを到達目標とする。特別講師 石渡尊子氏(桜美林大学教授) 
前回の課題および「ひとひらの雪として」を持参すること。
180分
第8回トピック:博物館は面白い 博物館と実物資料~大江先生の想いに学ぶ。石垣 悟(本学現代家政学科准教授)東京家政学院大学生活博物館のホームページから博物館の概略を調べること。
https://www.kasei-gakuin.ac.jp/action/museum.html
180分
第9回女性のキャリア
特別講師 野村浩子氏(「日経WOMAN」「日経EW」元編集長)
 180分
第10回大江家政学の「住」の世界 大江スミ先生が重要視されていた公衆衛生と住教育のつながり、その教育を受けた卒業生である建築家中原暢子先生の活躍、そして現在取得できる資格や教育内容の変遷について学ぶ。深石圭子(本学生活デザイン学科准教授)
「ひとひらの雪として-大江スミ先生の生涯-」の第2章とげのある身(pp.16~29)を読んでおくこと。
180分
第11回大江家政学と「音楽」の世界音楽は、私たちの生活に欠かせない。講義では、1948年に千代田区三番町の家政学院大学に開設された「子どものための音楽教室」の歴史にふれながら、家政学としての子どもと音楽について学ぶ。吉永早苗(本学児童学科教授)「ひとひらの雪として-大江スミ先生の生涯-」の第3章出会いの時(pp.30~45)を読んでおくこと。180分
第12回海外に出よ
特別講師 宮田 崇氏「地球の歩き方」編集長
 180分
第13回 (調整中) 180分
第14回 (調整中) 180分
第15回 (調整中) 180分
学生へのフィードバック方法 リアクションペーパーのコメント
評価割合 平常点80%、リアクションペーパー20%とする。
使用教科書名(ISBN番号) 適宜プリント配付
参考図書 「ひとひらの雪として-大江スミ先生の生涯-」(入学時に配布)
ディプロマポリシーとの関連 【知識・理解】【思考・判断】人間社会の多様性を豊かな知識と深い思考をもって理解し、そのあるべき姿を的確に判断して提案できる能力
学生へのメッセージ ・必ず授業の予習・復習をしてください。
・本学教員の講義終了後に課題がありますので提出してください。(この課題は、講師の狙いを学生が受け止めているか、更なる学習意欲が喚起されたかなどを簡潔に確認するものす。)
・特別講師のため、授業内容に関する質問は授業中および終了後の対応になりますが、授業内容以外の質問等は、担当教員までお問い合わせください。
・講義テーマが変更する場合がありますがご了承ください。
オフィスアワー 木曜日12:30~14:00(富田 1405研究室)
水曜日13:00~14:30(澤田 1503研究室)
評価方法 平常点80%、リアクション・ペーパー20%
ナンバリング X13580M21
教育等の取組み状況
該当有無 概要
実務経験を活かした授業
アクティブ・ラーニング
情報リテラシー教育
ICT活用
評価基準
評価基準
評価方法 知識・理解(K) 思考・判断(K) 関心・意欲・態度(V) 技術・表現(A)
リアクションペーパー
平常点
学習目標(到達目標)
学習目標(到達目標)
知識・理解の観点 (K)
本学の理念や創設者大江スミの女子教育(家政学)について理解し、説明することができる。
思考・判断の観点 (K)
大江スミの想いと行動およびその当時の時代背景から、自分の生き方と重ねあわせて本学で学ぶ意義を考えることができる。
関心・意欲・態度の観点 (V)
技術・表現の観点 (A)