シラバス参照

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講義名 ジェンダー論
代表ナンバリングコード
講義開講時期 後期 講義区分 講義
基準単位数 2
代表曜日 水曜日 代表時限 3限前半
校地 町田キャンパス
授業科目の区分 共通教育
実務経験の有無
開設学科・年次 全学科・1年次
必修・選択の別 選択

所属名称ナンバリングコード

担当教員
職種氏名所属
非常勤講師◎ 大野 恵理指定なし

授業概要(教育目的) 本講義ではジェンダーとセクシュアリティに関する基本的概念について学び、「あたりまえ」と思われてきた/思われている様々な「性」に関するあり方を問い直す姿勢を育成する。また様々なジェンダー課題を知り、社会的及び構造的に構築されたものと認識し、同時に自らの身近な問題としてとらえること、そしてジェンダー視点から批判的に考察することを到達目標とする。
学習計画
ジェンダー論
授業テーマ学習内容(アクティブラーニング・情報リテラシー教育・ICT活用を含む)教室外学習(予習・復習)の内容教室外学習の時間(分)
第1回オリエンテーション本講義の構成、内容、課題や評価方法などガイダンスを行います。シラバスを読んでおくこと30
第2回ジェンダーとはなにかジェンダー概念について基本的な内容を学ぶ。参考図書の該当部分や配布資料を事前に予習しておくこと。90分
第3回セクシュアリティとジェンダー・アイデンティティ(1)異性愛主義セクシュアリティとは何かをとらえつつ、社会における異性愛主義について考察する。
参考図書の該当箇所や配布資料を事前に読んで予習しておくこと。また前回の授業の内容を復習しておくこと。120分
第4回セクシュアリティとジェンダー・アイデンティティ(2)性の多様性LGBTQやSOGIなど多様な性のあり方をとらえる。
参考図書の該当箇所や配布資料を事前に読んで予習しておくこと。また前回の授業の内容を復習しておくこと。120分
第5回フェミニズム思想性のあり方を問い直してきたフェミニズムについて、歴史とともに現代の動向を学ぶ。
参考図書の該当箇所や配布資料を事前に読んで予習しておくこと。また前回の授業の内容を復習しておくこと。120分
第6回近代家族とジェンダー(1)近代家族現在の家族を規定している近代家族モデルと、性別役割分業について学ぶ。
参考図書の該当箇所や配布資料を事前に読んで予習しておくこと。また前回の授業の内容を復習しておくこと。120分
第7回近代家族とジェンダー(2)ロマンティック・ラブ・イデオロギー近代家族を支えるロマンティック・ラブ・イデオロギー(恋愛、結婚)について考える。
参考図書の該当箇所を事前に読んで予習しておくこと。また前回の授業の内容を復習しておくこと。120分
第8回身体とジェンダー(1)性暴力(DV, セクシャルハラスメント)
性暴力について様々な場面と事例から理解し、日本における取り組みについて学ぶ。参考図書の該当箇所を事前に読んで予習しておくこと。また前回の授業の内容を復習しておくこと。120分
第9回身体とジェンダー(2)リプロダクティブ・ヘルス/ライツ性と生殖に関する自己決定権について、フェミニズムの運動を学び、現代的課題を考える。
参考図書の該当箇所を事前に読んで予習しておくこと。また前回の授業の内容を復習しておくこと。120分
第10回労働とジェンダー(1)賃金格差労働におけるジェンダーの問題と性差を具体的な事例を通して学ぶ。
参考図書の該当箇所を事前に読んで予習しておくこと。また前回の授業の内容を復習しておくこと。120分
第11回労働とジェンダー(2)仕事と家庭、ケアワーク公私領域における無償労働とケアワークについて学ぶ。
参考図書の該当箇所を事前に読んで予習しておくこと。また前回の授業の内容を復習しておくこと。120分
第12回グローバリゼーションとジェンダー(1)ファストファッション世界経済の変動の中で、ファッションの生産と消費がどのように行われているかを、ジェンダー視点から学ぶ。
参考図書の該当箇所を事前に読んで予習しておくこと。また前回の授業の内容を復習しておくこと。120分
第13回グローバリゼーションとジェンダー(2)「食」の生産と調理、流通グローバリゼーションとサステイナビリティについて、「食」を通してジェンダー視点から考察する。
参考図書の該当箇所を事前に読んで予習しておくこと。また前回の授業の内容を復習しておくこと。120分
第14回災害とジェンダー災害時に起こる様々な形の性暴力被害の事例を通し、ジェンダー視点から「防災」や「減災」について学ぶ。
参考図書の該当箇所を事前に読んで予習しておくこと。また前回の授業の内容を復習しておくこと。120分
第15回まとめと学習到達度の確認テストこれまでの授業を振り返る。理解の確認のためのテストを行う。
これまでの授業内容全体を復習しておくこと。240分
学生へのフィードバック方法 毎回授業の最後にレスポンスシートを提出してもらい、次回の授業でフィードバックします。また授業外で質問を受け付けます。
評価割合 定期試験50%、授業への参加度・理解度(レスポンスシート)50%
毎回、授業後にレスポンスシートを提出してもらいます。
使用教科書名(ISBN番号) なし
参考図書 加藤秀一『はじめてのジェンダー論』(有斐閣ストゥディア、2017)
千田有紀、中西祐子、青山薫『ジェンダー論をつかむ』(有斐閣、2013年)ほか
ディプロマポリシーとの関連 【知識・理解】【思考・判断】人間社会の多様性を豊かな知識と深い思考をもって理解し、現状の問題を的確に判断できる能力を身につけている。
【関心・意欲・態度】社会を構成するひとりとして、高い徳性をもって人々に寄り添う能力を身につけている。
【技能・表現】授業で学んだ知識と情報によって社会を分析し、的確に表現できる能力を身につけている。
学生へのメッセージ ジェンダーに関する時事問題に触れ、授業内容とつなげながら関心を広げてもらいたいと思います。配布資料や文献を読みながら、疑問点や質問などを確認し、毎回のレスポンスシートに積極的に記入してください。
オフィスアワー メールにて質問を受け付けます。
評価方法 平常点(レスポンスシート)で50%、定期試験で50%

履修条件 特になし
ナンバリング X13560M21
学習計画注記 学習計画は授業回数の変更に合わせ、また受講生の興味関心や進度の調整等により変更する可能性があります。
教育等の取組み状況
該当有無 概要
実務経験を活かした授業
アクティブ・ラーニング
情報リテラシー教育
ICT活用
評価基準
評価基準
評価方法 知識・理解(K) 思考・判断(K) 関心・意欲・態度(V) 技術・表現(A)
平常点
定期試験
学習目標(到達目標)
学習目標(到達目標)
知識・理解の観点 (K)
ジェンダー論の基礎を学び、様々な社会的課題に対しジェンダー視点から理解できるようになる。
思考・判断の観点 (K)
現在の社会のあり方をジェンダー視点から問い直し、批判的に思考できるようになる。
関心・意欲・態度の観点 (V)
日々の暮らしの中で、主体的にジェンダーに関するニュースや出来事に関心を持ち、触れるようになる。
技術・表現の観点 (A)
ジェンダー的視点から問題意識を言語化できるようになる。