回 | 授業テーマ | 学習内容(アクティブラーニング・情報リテラシー教育・ICT活用を含む) | 教室外学習(予習・復習)の内容 | 教室外学習の時間(分) |
第1回 | 現代社会における家庭経営の枠組み | 家庭経営学の定義、家族の定義、生活時間等家庭経営学で頻繁に用いる概念について解説する。 | 授業後、レジュメを良く読んでおくこと。 | 120分 |
第2回 | 社会における「家庭」 パブリックとプライベートの領域
| 社会における家庭の位置、その機能をパブリックとプライベートの概念に基づいて学ぶ。 | レジュメを良く復習しておくこと。 | 180分 |
第3回 | 地域と消費者市民社会 | 日本の家庭経済の時代変化を産業構造や家族の変化と関連させながら概説する。具体例として女性農業者のエンパワメントにはどのような意義があるか。教科書pp・110~119を参考に検討する | 授業後、金融広報中央委員会「これであなたもひとり立ち」ワーク1~5のいずれかを使った家庭科授業のアイデアをレポートにする。 | 180分 |
第4回 | 生活経営~新しい価値・規範の創造へ~ | 現代社会において家族・家庭がどのような状況にあるかを、主に津敬資料を用いて考察する。グラフの読み取り方、その現象の意味について学ぶ。 | 授業前後に教科書pp.7-15を良く読んでおくこと。 | 180分 |
第5回 | 経済生活設計と金融リテラシー | グローバル化・キャッシュレス化がすすみ経済格差が広がっている。18歳成年年齢引き下げのなか貧困の連鎖を防ぐ金融リテラシーを教科書pp67~74を参照し学びエンパワメントの方法を考える。 | 授業後、金融広報中央委員会「これであなたもひとり立ち」ワーク1~5のいずれかを使った家庭科授業のアイデアをレポートにする。 | 180分 |
第6回 | 地域と消費者市民社会 | 人生100年時代の自助・共助・公助を学び、pp102~110を参照し地域のコミュニティデザインによる公正で持続可能な消費者市民社会について考察する。 | 授業後、金融広報中央委員会「これであなたもひとり立ち」ワーク11~のいずれかを使った家庭科授業のアイデアをレポートにする。 | 180分 |
第7回 | 消費者としての生き方 | 萩原康秋先生による講義。萩原先生は、2019年度まで、相模原市 市民局 消費生活総合センターの所長であられた。「消費者」とは、社会の中でどのような存在なのかを、人間の生き方として広い視野でお話頂く。 | 第3回、5回、6回で行われた消費者に関する授業内容をよく理解しておくこと。 | 180分 |
第8回 | 家庭経営とジェンダー(1)現代社会におけるワークライフバランス | 女性が社会で働くことが社会に定着するようになってからまだ日は浅い。それはなぜか。男女共同参画社会はどのようにしたら実現可能なのかを考察する。 | この部分は教科書には無いので、授業後レジュメを良く読んでおくこと。 | 120分 |
第9回 | 家庭経営とジェンダー(2)近現代日本におけるジェンダー構造の変動 | 近現代日本社会でジェンダーの構造はどのように変動してきたのかを、江戸時代も含めて概説する。 | この部分は教科書には無いので、授業後レジュメを良く読んでおくこと。 | 120分 |
第10回 | 江戸時代の女性の生き方 | 江戸時代の女性の生き方について学ぶ。日本においてジェンダー構造が大きく変動したのは、明治中期であることは前回学んだ。では、それ以前の江戸時代の女性はどのように生きていたのか、只野真葛、内藤ます等の女性の生き方から、現代女性として自らの生き方についての考えを深める。 | 江戸時代の女性にはどのような人がいるかを調べておくこと。可能であれば参考文献②を読んでおくことが望ましい。 | 180分 |
第11回 | 出産と子育て | 女性の合計特殊出生率が急激に低下している日本社会における出産と子育てについて、その歴史的変遷も含めて概説する。 | 30問程度の中間テストを実施する。授業内で河田が配布したレジュメと教科書pp.33-49を参考程度に読んでおくこと。 | 240分 |
第12回 | 家族・家庭と法律 婚姻・親権・相続等 | 家族がどのような法律によって、どのように規定されているのかを、民法をもとに概説する。 | この部分は教科書には無いので、授業後レジュメを良く読んでおくこと。 | 120分 |
第13回 | 少子高齢化社会と福祉 | 少子高齢化が急速に進む日本社会では、どのような問題が生じ、それをどのように解決して行ったらよいのかを、概説する | 教科書pp.137-169を授業の前後に良く読んでおくこと。 | 120分 |
第14回 | 少子高齢化社会における生活設計 | 少子高齢化や家族をめぐる社会問題が顕在化した事件や新聞記事を紹介し、関心のあるテーマ毎に分かれて、グループディスカッションを行う。 | 自分にとっての少子高齢化社会における生き方を見つめる機会である。前回の授業と教科書で学んだことをもとにディスカッションを行うので、自分の考えをまとめておくこと。 | 180分 |
第15回 | 家庭と環境問題 持続可能な社会づくりのための家庭経営 | グループ毎に前回ディスカッションした内容をまとめて発表する。期末レポートを提出する。 | 関心のあるテーマを持つ者同士が集まってディスカッションをした内容を、代表者がプレゼンする。 | 420分 |