シラバス参照

印刷
講義名 家庭電気・機械・情報処理
代表ナンバリングコード
講義開講時期 後期 講義区分 講義
基準単位数 2
代表曜日 金曜日 代表時限 5限前半
校地 町田キャンパス
授業科目の区分 専門
実務経験の有無
開設学科・年次 生活デザイン学科・3年次
必修・選択の別 選択

所属名称ナンバリングコード

担当教員
職種氏名所属
非常勤講師◎ 山際 基指定なし

授業概要(教育目的) 家庭で使用される機械や電気機器、情報機器について、仕組みと取扱法といった基本的知識の修得および消費するエネルギーの観点から機械や機器へのエネルギー変換、省エネルギーと経済性について、生活を合理的に管理するための能力を身につける。また社会における情報化の進展について理解し、家庭生活においてコンピュータを活用する能力と態度を育成する。
学習計画
家庭電気・機械・情報処理
授業テーマ学習内容(アクティブラーニング・情報リテラシー教育・ICT活用を含む)教室外学習(予習・復習)の内容教室外学習の時間(分)
第1回ガイダンス本講義の講義計画を説明するとともに、家庭における機械、電気、情報の利用についての全体像・概要を理解する。自分の家庭においてどのような機械、電気機器、情報機器があるのか調査する。60
第2回家庭における機械①現代生活と機械の基本的な関係について理解する。道具や機械の始まりや機械の3要素について説明する。道具や機械を利用する利点を考える。なぜ道具や機械が考えられたのか、機械と呼ばれる条件として何があるのかを考える。180
第3回家庭における機械②機械の要素と働きについて理解するとともに、家庭生活と素材・材料について考えを深める。金属材料、非金属材料、複合素材、新素材と様々な材料を知るとともに、その機械的効果を考える。180
第4回家庭における機械③家庭生活における機械の実例について理解を深める。身近にあるミシンや自動車、自転車について取り上げる。機械の実例(ミシン、自転車、自動車)の構造、仕組みについて理解を深める。各機械の様々な機能を実現するためにどのような機構が存在するのか理解する。180
第5回機械、電気とエネルギーエネルギーを発生させるもとになるものの存在から、機械や電気機器を動かすに至るまでのエネルギーの変換の基礎概念について理解する。エネルギーの種類と目的に応じた機械的、電気的利用について理解する。200
第6回電気の変換と家庭での利用①電気の熱への変換について、アイロン、調理機器を実例にあげて仕組みや構造を理解する。電気を熱に変換する方法を理解する。熱への変換は加熱と冷却の双方を念頭に置いて考える。180
第7回電気の変換と家庭での利用②電気の動力への変換について、エアコン、冷蔵庫、洗濯機、掃除機を実例にあげて仕組みや構造を理解する。電気を動力に変換する方法を理解し、実例に挙げた以外の電気機器についても考えてみる。180
第8回電気の変換と家庭での利用③電気の光への変換について、照明器具を実例に挙げて理解を深める。また変換以外へのエネルギーの利用について、電子機器を実例に挙げて理解を深める。電気の光への変換方法を理解するとともに、電子機器の機構や仕組みを理解する。180
第9回一般家庭における電力の供給電気が発電所から一般家屋に届くまでの概要と一般家屋における電力線の屋内配線や利用される機器について理解する。屋内の配線における規格や利用される機器について理解を深める。180
第10回現代生活と情報機器現代生活と情報機器の関わりについて理解し、コンピュータの機能と操作について理解を深める。コンピュータの機能と仕組みについて理解する。200
第11回情報機器の家庭での利用コンピュータのハードウェアとソフトウェアおよびネットワークについて理解を深める。コンピュータの各機能を実現するためにどのようなハードウェア、ソフトウェアがあるのか理解する。200
第12回家庭生活と情報システム①家庭生活に密接した情報システムについて、情報家電、Home Energy Management System、各種ネットワークサービスの実例を挙げるとともに理解を深める。既に自分自身が家庭生活で利用している情報システムやネットワークサービスについて、機能と仕組みを理解する。200
第13回家庭生活と情報システム②情報システムの家庭経済への活用について理解する。自分自身の家計(会計)管理、消費者としての活動に合わせて、現存するシステムやネットワークサービスの活用方法について理解を深める。200
第14回環境を意識した、機械、電気、情報の活用地球環境を意識した機械の利用、電気機器の利用、情報処理について考える。
我が国のエネルギー事情を理解するとともに、対策方法、機器類の選定や利用方法について理解を深める。200
第15回講義全般のまとめ機械、電気、情報の各技術の関係と家庭への利用についてまとめる。また省エネルギー、経済性を考慮した家庭生活を送るための考え方について理解を深める。機械、電気、情報の各技術の関係と家庭への利用について、従来までの考え方や運用方法と新たな考え方や運用方法を検討する。220
学生へのフィードバック方法 ・毎回の講義時の小レポートの講評については、採点後、講義時間中に全体講評を行う。
評価割合 期末レポート(50%)、平常点(50%)による総合評価。
使用教科書名(ISBN番号) 新しい時代の家庭機械・電気・情報(第2版)/池本洋一、山下省蔵/ジュピター書房/2021(978-4909817006)
ディプロマポリシーとの関連 [知識・理解] 家庭生活の基盤として「より良い生活と技術」の関わりについて理解できる。
[思考・判断] 生活の諸問題を自ら発見し分析し、問題解決に導く考察をすることができる。
[関心・意欲・態度] 日々進化する技術について関心を持ち、どのようにして自分自身の家庭生活に役立てるか活動意欲を持つことができる。
[技術・表現] 機械、電気、情報の各技術の特徴を把握し、その効果を説明できる。
学生へのメッセージ 進化する様々な技術について興味や関心を持つことが重要です。そして、どのようにして自分自身の家庭生活に役立てるか主体的な意欲を持ち活動することが、知識や技能を深めることにつながります。
オフィスアワー 非常勤講師のため講義時以外はメールで問い合わせること。
評価方法 ・期末レポートは、機械・電気・情報の各技術が家庭生活に与えた影響について論じるレポートを出題する。記述の論理整合性、技術的(理論的)正当性を当然問うこととなるが、自身の経験などを含めた主体性のある主張、指摘についても評価する。
・平常点は、毎回の講義において、講義内容に沿った小レポートを出題する。
履修条件 特になし。
ナンバリング D31106M21
教育等の取組み状況
該当有無 概要
実務経験を活かした授業
アクティブ・ラーニング
情報リテラシー教育
ICT活用
評価基準
評価基準
評価方法 知識・理解(K) 思考・判断(K) 関心・意欲・態度(V) 技術・表現(A)
期末レポート
平常点
学習目標(到達目標)
学習目標(到達目標)
知識・理解の観点 (K)
家庭で使用される機械や電気機器、情報機器についての基本的知識の習得すること。
思考・判断の観点 (K)
家庭生活において、修得した知識をもとに機械、電気、情報の各技術を活用すること。
関心・意欲・態度の観点 (V)
日々進化する機械、電気、情報の各技術に対する関心を持つこと。
技術・表現の観点 (A)
修得した知識をもとに機械、電気、情報の各技術の特徴、利点と欠点について適切に説明できること。