シラバス参照

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講義名 若者ファッション論
代表ナンバリングコード
講義開講時期 前期 講義区分 講義
基準単位数 2
代表曜日 火曜日 代表時限 2限前半
校地 千代田三番町キャンパス
授業科目の区分 専門
実務経験の有無
開設学科・年次 現代家政学科・2年次
必修・選択の別 選択

所属名称ナンバリングコード

担当教員
職種氏名所属
教授◎ 山村 明子指定なし

授業概要(教育目的) 10代から20代にかけての若者層は、既存のルール・文化に抵抗し、あるいは迎合し、自らの価値観を示してきた。若者が発信する文化にはその時代と社会の新しい感性が潜んでいる。本講では主に第二次世界大戦以降平成にかけての日本のファッションの流行を取り上げ、そこに投影された若者の感覚について論じ、そこから時代ごとに作り出されてきた「若者」とはないかを論じる。
学習計画
授業テーマ学習内容(アクティブラーニング・情報リテラシー教育・ICT活用を含む)教室外学習(予習・復習)の内容教室外学習の時間(分)
第1回若者とは何か社会の中で論じられてきた若者論について取り上げ、若者について考える意義について学ぶシラバスを読み、授業概要について理解する。180分
第2回1950年代 シネマファッション1950年代のファッションは映画・テレビといった映像文化に影響を受けていたことを学び、社会におけるファッションの位置づけについて理解する。復習として授業内容の振り返り、ノート整理を行い、授業内容を補足する情報を記入する。180分
第3回1960年代 ミニスカート日本経済の成長と生活の進展を学び、ミニスカートがファッションの価値観の変容にかかわったことを理解する。復習として授業内容の振り返り、ノート整理を行い、授業内容を補足する情報を記入する。180分
第4回1960年代 ヒッピーとサイケ安保闘争などの社会的な動きから、若者と社会とのかかわりについて理解する。復習として授業内容の振り返り、ノート整理を行い、授業内容を補足する情報を記入する。180分
第5回1960年代 ジーンズとフォークソング若者ファッションの代名詞となるジーンズと、フォークソングの流行から今日のジェンダー観への移行を理解する。復習として授業内容の振り返り、ノート整理を行い、授業内容を補足する情報を記入する。180分
第6回1970年代 ファッション雑誌ファッション雑誌が提案した若者ファッションとライフスタイルについて学び、若者の消費行動の変化について理解する。復習として授業内容の振り返り、ノート整理を行い、授業内容を補足する情報を記入する。180分
第7回1980年代 スポーツ天国と女子大生ブーム大学進学率の向上などを背景とする、若者のライフスタイルとファッションの関りについて理解する。復習として授業内容の振り返り、ノート整理を行い、授業内容を補足する情報を記入する。180分
第8回1980年代 ブランドの多様化バブル経済の前後の事例を学び、ファッションブランドの多様化について理解する。復習として授業内容の振り返り、ノート整理を行い、授業内容を補足する情報を記入する。180分
第9回1990年代 カジュアル志向バブル崩壊後のファッションの中でのカジュアル志向を学び、価値観の変容を理解する。復習として授業内容の振り返り、ノート整理を行い、授業内容を補足する情報を記入する。180分
第10回1990年代 カジュアル志向女子高生を中心としたファッションムーブメントとしてのギャル文化を学び、社会における若者の位置づけの変化を理解する。復習として授業内容の振り返り、ノート整理を行い、授業内容を補足する情報を記入する。180分
第11回2000年代 ローティーン2000年代以降のローティーンファッションに着目し、市場動向を理解する。復習として授業内容の振り返り、ノート整理を行い、授業内容を補足する情報を記入する。180分
第12回カワイイとは何か日本のポップカルチャーの一つとして世界にも認知される「カワイイ」文化について学び、カワイイとは何かを考える。復習として授業内容の振り返り、ノート整理を行い、授業内容を補足する情報を記入する。180分
第13回エイジレス志向2000年代以降の女性のエイジレス志向を学び、そこから今日の若者とはどのような意味を持つのかを考える。復習として授業内容の振り返り、ノート整理を行い、授業内容を補足する情報を記入する。展覧会見学レポートを作成する。180分
第14回まとめ・試験 現代社会と若者これまでの講義内容を振り返り、社会と若者ファッションとはどのような関わりを持っているのかを考える。試験準備として、授業内で指示をした内容について情報収集をし、まとめる。180分
第15回展覧会見学これまで学んだ若者ファッションについて、展覧会見学によって理解を深める展覧会開催の公式HP等の確認をする。180分
学生へのフィードバック方法 授業の理解度を確認するために、前回授業内容についての「振り返りテスト」を行う。穴埋め方式で出題し、時間内に正解の解説をする。
評価割合 授業ごとの小テスト15%、期末試験85% 状況によって展覧会見学課題を追加する
使用教科書名(ISBN番号) なし。授業時に資料を配布する
参考図書 なし。
ディプロマポリシーとの関連 【知識・理解】社会と若者のファッション文化ついて理解を深める。
【思考・判断】ファッションを通して若者文化が包含する意味について思考することができる。
【関心・意欲・態度】若者のファッション文化について意欲的に関心を持ち、情報を収集できる。
学生へのメッセージ 第二次大戦以降の日本の若者のファッションについて取り上げる、メディアの情報などを積極的に収集してください。また、同時代を経験してきた身近な父母、祖父母などに質問するのもよいと思います。
オフィスアワー 月曜日2限 1703ゼミ室
評価方法 中間・期末試験では、ファッションと社会との関わりにおいてについて理解しているかを問う。毎回の授業内容をしっかりとノート整理することが必要である。
期末試験では授業内容に加えて、現代の若者の流行に関する問題を課すので、積極的に情報収集する態度を評価する。
履修条件 特に定めず
本科目は千代田区コンソーシアムの単位互換科目となっており、他大学の学生(男子学生を含む)が同時に履修する可能性があります。
ナンバリング G25203C21
学習計画注記 受講生の理解度等により授業の進行を調整することがある。
教育等の取組み状況
該当有無 概要
実務経験を活かした授業
アクティブ・ラーニング
展覧会を見学し、体感的な学びを行う。
情報リテラシー教育
ICT活用
評価基準
評価基準
評価方法 知識・理解(K) 思考・判断(K) 関心・意欲・態度(V) 技術・表現(A)
授業ごとの小テスト
中間・期末試験
展覧会見学課題
学習目標(到達目標)
学習目標(到達目標)
知識・理解の観点 (K)
若者のファッション文化の変遷を学び、ファッション文化と社会の動向の関わりについて理解する。
思考・判断の観点 (K)
若者とは何か、社会における若者の位置づけについて考えることができる。
関心・意欲・態度の観点 (V)
現代のファッション文化に対して積極的に情報を収集することができる。
技術・表現の観点 (A)