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講義名 生活設計論
代表ナンバリングコード
講義開講時期 前期 講義区分 講義
基準単位数 2
代表曜日 月曜日 代表時限 2限前半
校地 千代田三番町キャンパス
授業科目の区分 専門
実務経験の有無
開設学科・年次 現代家政学科・3年次
必修・選択の別 選択

所属名称ナンバリングコード

担当教員
職種氏名所属
教授◎ 上村 協子指定なし

授業概要(教育目的)  消費者教育、金融経済教育、キャリア教育など、さまざまな領域で求められている生涯を見通した生活設計力とは冷たい貨幣で動くさらに、女性と財産をテーマに、家計調査などデータを収集し分析して、経済環境・社会政策に対応して経済と金融に関する理論と実践の基本を理解し、自分の10年後20年後の目標を意識し、目標実現にむけて計画をたて、資源を主体的に選択する方法と、リスクマネジメントを視野に目標が達成できなかった場合にフィードバックする方法を考える。生活者を支援する専門的能力を育成する。
学習計画
貨幣新時代の生活設計
授業テーマ学習内容(アクティブラーニング・情報リテラシー教育・ICT活用を含む)教室外学習(予習・復習)の内容教室外学習の時間(分)
第1回導入─ 人生100年時代の生活設計人生100年時代の生活設計:経済と金融に関する理論と実践の基本や、世代による人生の違いを理解し自分の10年後20年後の目標を意識し、目標実現にむけて計画をたて、資源を主体的に選択する方法と、リスクマネジメントを視野に目標が達成できなかった場合にフィードバックする方法を考える。家庭経営学概論で用いた「これであなたもひとり立ち」の教材や、家庭経済学で作成中のスクラップブックなどの生活設計関係資料をまとめて、復習しておく。180分
第2回人生100年時代のライフプランを描く
①変わる家族:家計管理は誰がする
デジタル化・キャッシュレス化が進む時代の家計管理・生活設計:経済と金融に関する理論と実践の基本を理解し、自分の10年後20年後の目標を意識し、目標実現にむけて計画をたて、資源を主体的に選択する方法と、リスクマネジメントを視野に目標が達成できなかった場合にフィードバックする方法を考える。家庭経営学概論で用いた「これであなたもひとり立ち」の教材や、家庭経済学で作成中のスクラップブックなどの生活設計関係資料をまとめて、復習しておく。180分
第3回ライフプランを描く
②冷たい貨幣を温かいお金にする若者の金融リテラシー
シェアリングエコノミーやクラウドファンディングなど持続可能な社会に向けた家計管理・生活設計がすすんでいる。経済と金融に関する理論と実践の基本を理解し、自分の10年後20年後の目標を意識し、目標実現にむけて計画をたて、資源を主体的に選択する方法と、リスクマネジメントを視野に目標が達成できなかった場合にフィードバックする方法を考える。家庭経営学概論で用いた「これであなたもひとり立ち」の教材や、家庭経済学で作成中のスクラップブックなどの生活設計関係資料をまとめて、復習しておく。180分
第4回地域・モデル事業を探す (グループ活動開始) 大学生が魅力を感じる農泊とは;奥津軽を事例に大学生が魅力を感じる農泊とは;奥津軽を事例に地域・モデル事業を探す グループ活動を開始する。国内外の農業とジェンダー問題を理解し分析する力をもとに今日の課題を解決するため女性農業者が活躍する農業経営体のWAP100ダイバシティマネジメントについて考え・実践する力をつける。家庭経営学概論で用いた「これであなたもひとり立ち」の教材や、家庭経済学で作成中のスクラップブックなどの生活設計関係資料をまとめて、復習しておく。180分
第5回なぜ今金融リテラシーなのか<金融庁> 金融リテラシー出張授業を担当して <金融庁> 金融庁と金融広報中央委員会が連携した金融経済教育の取組「大学における金融リテラシー向上に役立つ講座」として「最低限身に付けるべき金融リテラシー(4分野15項目)」の習得を基本に実施する。自立した社会人として必要な金融リテラシーを身に付けると共に、各業界団体(銀行、証券、保険等)の講師に接することで、今後のキャリアプランを考える。家庭経営学概論で用いた「これであなたもひとり立ち」の教材や、家庭経済学で作成中のスクラップブックなどの生活設計関係資料をまとめて、復習しておく。180分
第6回お金とは:お金を稼ぐ お金を貯める <金融広報中央委員会>金融教育の意義と歴史 世界の金融教育お金とは:お金を稼ぐ お金を貯める <金融広報中央委員会> 金融庁と金融広報中央委員会が連携した金融経済教育の取組「大学における金融リテラシー向上に役立つ講座」として「最低限身に付けるべき金融リテラシー(4分野15項目)」の習得を基本に実施する。自立した社会人として必要な金融リテラシーを身に付けると共に、各業界団体(銀行、証券、保険等)の講師に接することで、今後のキャリアプランを考える。家庭経営学概論で用いた「これであなたもひとり立ち」の教材や、家庭経済学で作成中のスクラップブックなどの生活設計関係資料をまとめて、復習しておく。180分
第7回キャッシュレス社会の家計管理・生活設計<全国銀行協会>お金をかりる <全国銀行協会>(クレジットカードの利用 住宅ローン)は金融庁と金融広報中央委員会が連携した金融経済教育の取組「大学における金融リテラシー向上に役立つ講座」として「最低限身に付けるべき金融リテラシー(4分野15項目)」の習得を基本に実施する。自立した社会人として必要な金融リテラシーを身に付けると共に、各業界団体(銀行、証券、保険等)の講師に接することで、今後のキャリアプランを考える。家庭経営学概論で用いた「これであなたもひとり立ち」の教材や、家庭経済学で作成中のスクラップブックなどの生活設計関係資料をまとめて、復習しておく。180分
第8回投資の意義<日本証券業協会>お金をふやす、お金をふやす、りスクとリターンの関係、長期投資の重要性など<日本証券業協会>は、金融庁と金融広報中央委員会が連携した金融経済教育の取組「大学における金融リテラシー向上に役立つ講座」として「最低限身に付けるべき金融リテラシー(4分野15項目)」の習得を目的とする授業である。自立した社会人として必要な金融リテラシーを身に付けると共に証券業界団体の講師に接することで、今後のキャリアプランを考える。家庭経営学概論で用いた「これであなたもひとり立ち」の教材や、家庭経済学で作成中のスクラップブックなどの生活設計関係資料をまとめて、復習しておく。180分
第9回お金を遺す遺言・相続・事業承継にみる家族と地域 <信託協会>お金をふやす、遺言・相続・事業承継にみる家族と地域<信託協会>は、金融庁と金融広報中央委員会が連携した金融経済教育の取組「大学における金融リテラシー向上に役立つ講座」として「最低限身に付けるべき金融リテラシー(4分野15項目)」の習得を目的とする授業である。自立した社会人として必要な金融リテラシーを身に付けると共に信託業界団体の講師に接することで、今後のキャリアプランを考える。家庭経営学概論で用いた「これであなたもひとり立ち」の教材や、家庭経済学で作成中のスクラップブックなどの生活設計関係資料をまとめて、復習しておく。180分
第10回さまざまな経済設計 <日本FP協会>モデル格差社会でFPの果たす役割さまざまな経済設計 <日本FP協会>モデル格差社会でFPの果たす役割は、金融庁と金融広報中央委員会が連携した金融経済教育の取組「大学における金融リテラシー向上に役立つ講座」として「最低限身に付けるべき金融リテラシー(4分野15項目)」の習得を目的とする授業である。自立した社会人として必要な金融リテラシーを身に付けると共に日本FP協会の講師に接することで、今後のキャリアプランを考える。家庭経営学概論で用いた「これであなたもひとり立ち」の教材や、家庭経済学で作成中のスクラップブックなどの生活設計関係資料をまとめて、復習しておく。180分
第11回ライフプランを描く③持続可能な社会と地域コミュニティ
【寄付や社会貢献投資の意義・仕組み、身近な社会貢献事例など】
持続可能な社会と地域コミュニティは金融庁と金融広報中央委員会が連携した金融経済教育の取組「大学における金融リテラシー向上に役立つ講座」として「最低限身に付けるべき金融リテラシー(4分野15項目)」の習得を目的とする授業である。各業界団体の講師に接して今後のキャリアプランをどのように描いたかをふりかえる。『生活者の平成30年史 データで読む価値観の変化』 日本経済新聞を読み そこに示されている【イマ・ココ・ワタシ】という価値観の変化は身近に起きている傾向なのかを考えてみる。180分
第12回人生100年時代のエンパワーメントと生活資源女性農業者が活躍する農業経営体のWAP100ダイバシティマネジメントについて考え・実践する力をつける。女性農業者と農家民泊を例に生活設計の生産資源・活力資源・変身資源についてグループで研究調査を進行する。
「大学における金融リテラシー向上に役立つ講座」で提出したリアクションペーパーをふりかえり各業界団体の講師に接して今後のキャリアプランをどのように描いたかをまとめる。女性農業者が活躍する農業経営体のWAP100ダイバシティマネジメントについて考え・実践する力をつける。女性農業者と農家民泊を例に生活設計の生産資源・活力資源・変身資源についてグループで研究調査を進行する。
180分
第13回発表会プレゼンテーション準備 女性農業者が活躍する農業経営体のWAP100ダイバシティマネジメントについて考え・実践する力をつける。女性農業者と農家民泊を例に生活設計の生産資源・活力資源・変身資源についてグループで研究調査を進行する。
「大学における金融リテラシー向上に役立つ講座」で提出したリアクションペーパーをふりかえり各業界団体の講師に接して今後のキャリアプランをどのように描いたかをまとめる。女性農業者が活躍する農業経営体のWAP100ダイバシティマネジメントについて考え・実践する力をつける。女性農業者と農家民泊を例に生活設計の生産資源・活力資源・変身資源についてグループで研究調査を進行する。
180分
第14回発表会女性農業者が活躍する農業経営体のWAP100ダイバシティマネジメントについて考え・実践する力をつけ、女性農業者と農家民泊を例に個人をセルフエンパワメントする生活設計・金融リテラシー事例を報告する。報告会準備・パワーポイント作成・読み原稿作成・予行演習180分
第15回振り返り家計管理・生活設計を中心にした大学生の金融リテラシーを学んで、エンパワメントしたと思う内容を、将来もっと学ぶべきと思ったことを整理する。「大学における金融リテラシー向上に役立つ講座」で提出したリアクションペーパーをふりかえり各業界団体の講師に接して今後のキャリアプランをどのように描いたかをまとめる。女性農業者が活躍する農業経営体のWAP100ダイバシティマネジメントについて考え・実践する力をつける。女性農業者と農家民泊を例に生活設計の生産資源・活力資源・変身資源についてグループで研究調査を進行する。
180分
学生へのフィードバック方法 提出された課題や最終発表に対して、専門家の講師及び教員が助言、添削等を行う。
評価割合 授業ごとのリアクションペーパー 60点
レポート他 提出資料  20点
最終試験 20点
使用教科書名(ISBN番号) 生活者の金融リテラシー ―ライフプランとマネーマネジメント―
A5/192ページ/2019年11月01日
ISBN978-4-254-50031-8 C3033
吉野直行 監修/上村協子 ・藤野次雄 ・重川純子 編
朝倉書店
参考図書 大学生のためのFP資格ガイドブック
学生生活マネー&キャリア お役立ちハンドブック!
FP3級程度の知識をつけるテキストを適宜。
日本FP協会 フィナンシャル・プランニング入門など
生活設計にかかわる講師の団体が提供する資料を教材として使用予定である。
ディプロマポリシーとの関連 【知識・理解】総合的な家政学の見地に立ち、現代生活の諸問題を理解できている。
【思考・判断】生活・社会の諸問題を自ら発見し分析し、問題解決に導く考察をすることができている。
【関心・意欲・態度】生活・社会の諸問題について関心を持ち続けることができている。
【技能・表現】健やかで心豊かな生活を創造するための問題解決と提案・発信ができている。
学生へのメッセージ 自分の求めるライフデザイン実現には、金融知識・金融リテラシーが必要です。家庭経営学概論(1年)家庭経済学(3年)の知識をもとに授業をすすめます。生活の経済など他科目とも関連付け社会で求められるフィナンシャルリテラシーを身につけます。各授業ごとに、事前に学んでおく内容、振り返りの内容を指示します。授業時間外に自習して、就職活動にもつながる経済基礎力を培ってFP資格取得にもチャレンジしてください。
オフィスアワー 上村 1805ゼミ室 前期: 水曜日 4限 後期: 火曜日 4限
アポイントを取り時間調整を行うこと。
評価方法 授業時にはリアクションペーパーを配布し、それを回収する。提出しなかった者の出席は認めない。レポートに関しては、関心・意欲・態度とともに基本的な授業内容の把握に関して問う。自分の意見・考えを説得力ある表現で記載できる能力を培う。
履修条件 なし
ナンバリング G32206C21
学習計画注記 遠隔授業となり、外部講師の都合や授業の進み具合によってスケジュールが変更になる場合もあります。
参考URL https://www.shiruporuto.jp/public/data/lecture/daigaku_kogi/
教育等の取組み状況
該当有無 概要
実務経験を活かした授業
金融庁・日本銀行・全国銀行協会・FP協会などの専門家が取り組んでいる金融教育を知り、実社会に必須となる金融リテラシーを身に付ける
アクティブ・ラーニング
調査学習、問題解決学習、ディスカッション等の教育内容を含む。
情報リテラシー教育
ICT活用
プレゼンテーションの作成やグループワークにおいては、パソコンや写真、動画を活用し、内面的なふりかえりにとどめず、客観的な姿を見ることで、生活設計に関する深い気づきを促す
評価基準
評価基準
評価方法 知識・理解(K) 思考・判断(K) 関心・意欲・態度(V) 技術・表現(A)
授業ごとのリアクションペーパー
レポート発表・提出資料
最終試験
学習目標(到達目標)
学習目標(到達目標)
知識・理解の観点 (K)
生活設計・金融リテラシーに関わる基本問題や概念について理解し、理論的・体系的に説明することができる
思考・判断の観点 (K)
生活設計・金融リテラシーに関する自身の研究テーマに適した調査や分析の方法を考案することができる。
関心・意欲・態度の観点 (V)
研究のための活動(文献収集、調査など)に、自ら積極的に継続して取り組むことができる。
技術・表現の観点 (A)
自身が行った研究の内容を、学術的な文章により、適切に表現することができる。