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講義名 女性史
代表ナンバリングコード
講義開講時期 前期 講義区分 講義
基準単位数 2
代表曜日 水曜日 代表時限 3限前半
校地 千代田三番町キャンパス
授業科目の区分 専門
実務経験の有無
開設学科・年次 現代家政学科・2年次
必修・選択の別 選択

所属名称ナンバリングコード

担当教員
職種氏名所属
教授◎ 佐藤 広美指定なし

授業概要(教育目的) 女性の生き方を歴史に学びます。明治のはじめ、封建的な女性像(『女大学』など)はいかに批判されたのか。福沢諭吉は、その代表的な人物でした。彼の近代的な女性像を明らかにします。自由民権運動は女性の解放をどのように考えたのか。女性の参政権など、について語ります。明治後半から大正期にかけて女性の職業的自立や恋愛の自由が論じられます。平塚らいてうは、女性として恋愛の自由を主張します。女性は愛される対象ではなく、愛する主体なのだと説くのです。そして戦争の時代、女性たちはどのような生き方を選んだのか。戦争と女性の関わり方を考えます。
学習計画
女性史
授業テーマ学習内容(アクティブラーニング・情報リテラシー教育・ICT活用を含む)教室外学習(予習・復習)の内容教室外学習の時間(分)
第1回オリエンテーション女性の生き方と歴史講義で配布したテキストを読み直し、KGノートを作成する180分
第2回女大学について江戸中期の女大学とは何か講義で配布したテキストを読み直し、KGノートを作成する180分
第3回女大学とは何か女大学の思想と意義、問題点講義で配布したテキストを読み直し、KGノートを作成する180分
第4回福沢諭吉の女性観福沢の女大学批判講義で配布したテキストを読み直し、KGノートを作成する180分
第5回福沢諭吉の女性観福沢の女性観、アジア認識との関連など講義で配布したテキストを読み直し、KGノートを作成する180分
第6回植木枝盛の女性観自由民権運動の女性観講義で配布したテキストを読み直し、KGノートを作成する180分
第7回自由民権運動の女性観民権運動をになった女性たち講義で配布したテキストを読み直し、KGノートを作成する180分
第8回明六社の女性観森有礼の女性観など、講義で配布したテキストを読み直し、KGノートを作成する180分
第9回明治憲法と女性民法典論争と女性講義で配布したテキストを読み直し、KGノートを作成する180分
第10回教育勅語の女性観教育勅語の女性観、「夫婦相和シ」とは何か講義で配布したテキストを読み直し、KGノートを作成する180分
第11回高等女学校の教育良妻賢母主義教育とは何か講義で配布したテキストを読み直し、KGノートを作成する180分
第12回北村透谷の恋愛観恋愛と女性講義で配布したテキストを読み直し、KGノートを作成する180分
第13回平塚らいてう平塚らいてうの結婚観講義で配布したテキストを読み直し、KGノートを作成する180分
第14回平塚らいてう平塚らいてうの子育て観講義で配布したテキストを読み直し、KGノートを作成する180分
第15回近代女性の生き方近代女性の教養と労働、まとめ、講義で配布したテキストを読み直し、KGノートを作成する180分
学生へのフィードバック方法 講義形式。プリントをたくさん配ります。歴史的な文書を読みながら、その時代状況を想像し、自らその時代の中に生きていたならどのような考え方をもつだろうか、を想像しながら、講義を受けてください。時々、意見を求めます。また、講義ノートの他に、KGノート(家庭学習ノート)の作成を求めます。時々点検します。
評価割合 KGノート10%、試験90%、の総合評価(100%)。
使用教科書名(ISBN番号) 特に決めません。プリントをたくさん用意しますので、大切に保管してください。試験に使います。
参考図書 講義に中で、紹介します。
ディプロマポリシーとの関連 知識・思考、総合的な家政学の見地にたって、諸問題を理解できる
関心・表現、生活者の視点で、関心を持ち続ける、心豊かな視点で、提案できる
学生へのメッセージ 女性の歴史を学び、自らの生き方を考えてほしいと思います。過去を学ぶことは、現在と無関係ではなく、現在と未来を生きていくために、過去を学ぶのです。また、自分と無関係に学ぶのではなく、自分の生き方に引きつけて、女性の過去を学んでほしいと思います。
準備学習として、「日本の近現代史」をきちっとおさらいをしておくこと。
特に、江戸末期から明治期、第一次、第二次世界大戦期の、政治・経済・社会状況の基本事項を調べておくこと。
オフィスアワー 水曜4限
評価方法 定期試験とKGノートの点検による総合評価。
履修条件 本科目は近隣大学との単位互換対象科目となっており、他大学の学生(男子学生を含む)が同時に履修する可能性があります。
ナンバリング G22216C21
教育等の取組み状況
該当有無 概要
実務経験を活かした授業
アクティブ・ラーニング
情報リテラシー教育
ICT活用
評価基準
評価基準
評価方法 知識・理解(K) 思考・判断(K) 関心・意欲・態度(V) 技術・表現(A)
定期試験
KGノート
学習目標(到達目標)
学習目標(到達目標)
知識・理解の観点 (K)
女性の生き方や考え方は、歴史によって規定されていることを理解する。日本の女性たちはどんな思想を形成してきたのかを理解する。
思考・判断の観点 (K)
女性が自由にものを考え、生き方を選択できるのかは、歴史に学ぶ必要があることを理解する。その思想と判断力を歴史に学び、現実に生かせる、そうした思想と判断形成力を身につける。
関心・意欲・態度の観点 (V)
技術・表現の観点 (A)