シラバス参照

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講義名 服飾文化特論
代表ナンバリングコード
講義開講時期 後期 講義区分 講義
基準単位数 2
代表曜日 火曜日 代表時限 3限前半
校地 千代田三番町キャンパス
授業科目の区分 大学院
実務経験の有無
開設学科・年次 生活文化専攻
必修・選択の別 選択

所属名称ナンバリングコード

担当教員
職種氏名所属
教授◎ 山村 明子指定なし

授業概要(教育目的) 19世紀後半のイギリス・ヴィクトリア朝の社会における女性の位置づけを理解し、当時の女性服飾が包含していた意味について考える。同時代に日本は欧風化政策を進める中で西欧文化を積極的に導入し、服飾もまたあらたな意味を持つようになった。日本にとっての洋服とは何かを考える。
学習計画
授業テーマ学習内容(アクティブラーニング・情報リテラシー教育・ICT活用を含む)教室外学習(予習・復習)の内容教室外学習の時間(分)
第1回19世紀のイギリス・ヴィクトリア朝社会の特徴19世紀のイギリス・ヴィクトリア朝社会の経済的状況、階級制による人々の生活の違いなどを学び、社会状況の特徴を理解する。シラバスを読み、授業概要を理解する。180分
第2回19世紀のイギリスにおける女性像 家庭の天使パトリック・シーモアの詩に謳われた「家庭の天使」という表現に求められた、女性としての規範や意識を学び、社会構造と女性像のかかわりについて理解する。授業で指示をする研究論文を読む。180分
第3回19世紀の女性解放運動の発展とファッション19世紀中期以降に展開された女性解放運動の概要を学び、その中で女性のファッションがどのように問題視されたかを理解する。授業で指示をする研究論文を読む。180分
第4回19世紀の女性とレジャーの発展19世紀後半に拡大したレジャー・スポーツの動向について学び、女性のファッションへのかかわりを理解する。授業で指示をする研究論文を読む。180分
第5回ファッションの中の日本趣味19世紀後半にヨーロッパで見られた日本趣味:ジャポニスムについて学び、ファッションに与えた影響等を理解する。授業で指示をする研究論文を読む。180分
第6回明治開国期の欧風化政策19世紀半ばの日本の情勢に視点を移し、開国に伴う文化の流入や政策の変化が生活に与えた影響について理解する。授業で指示をする研究論文を読む。180分
第7回欧風化政策と洋装欧風化政策に伴う洋装の導入が日本社会に与えた影響について理解する。授業で指示をする研究論文を読む。180分
第8回女子教育と洋装女子教育の進展に伴う、女学生の衣生活や裁縫教育の展開について理解する。授業で指示をする研究論文を読む。180分
第9回西洋の女性、明治の女性同時期の西洋の女性観と、日本の女性観を比較し、社会と女性とのかかわりについて考察する。授業で指示をする研究論文を読む。180分
第10回良妻賢母と衣生活明治以降の良妻賢母教育思想を学び、衣生活に関与した影響について理解する。授業で指示をする研究論文を読む。180分
第11回明治から大正にかけての家庭生活の変化生活改良が提案される社会情勢の中で、家庭生活の変化を概観し、衣生活への提案と影響を学ぶ。授業で指示をする研究論文を読む。180分
第12回日本がイギリスから受けた影響と服飾観日英の服飾文化を比較検討することで明らかとなる、イギリスからの影響を踏まえ日本の服飾観を理解する。授業で指示をする研究論文を読む。180分
学生へのフィードバック方法 毎回の授業内容に対する発言を求め、そこで討議を行う。
評価割合 授業での討議15%、課題85%
使用教科書名(ISBN番号) なし。必要に応じて授業内で指示をする
参考図書 「ヴィクトリア朝の女性たち ファッションとレジャーの歴史」山村明子著
ISBN番号:9784562056361
ディプロマポリシーとの関連 【知識・理解】近代の西洋・日本の服飾文化について理解を深める。
【思考・判断】服飾文化の持つ意味について思考することができる。
【関心・意欲・態度】服飾文化について意欲的に関心を持ち、分析・思考した内容を研究成果としてまとめる。
【技能・表現】研究成果をまとめるための文章力・表現力を身に着ける。
学生へのメッセージ 服飾文化を西洋と日本とを横断的にとらえます。
オフィスアワー 月曜日2限 1703ゼミ室
評価方法 授業内容に関する討議で、理解や思考を評価する。
課題では、テーマ設定、情報収集、分析から授業内容に関する理解や思考を評価する。
履修条件 特に定めず
学習計画注記 受講生の研究への関心等により授業内容を調整することがある。
教育等の取組み状況
該当有無 概要
実務経験を活かした授業
アクティブ・ラーニング
講義内容について受講生は自身の意見を述べ、討議する。
情報リテラシー教育
ICT活用
評価基準
評価基準
評価方法 知識・理解(K) 思考・判断(K) 関心・意欲・態度(V) 技術・表現(A)
授業での討議
課題
学習目標(到達目標)
学習目標(到達目標)
知識・理解の観点 (K)
19世紀から20世紀にかけての日英の服飾文化に関する知識を得る
思考・判断の観点 (K)
服飾文化をグローバルな視点で検討し、その背景について考えることができる。
関心・意欲・態度の観点 (V)
服飾文化と社会とのかかわりについて積極的に情報を収集することができる。
技術・表現の観点 (A)
服飾文化に関する自身の見解を文章化し、他者に伝えることができる。