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講義名 生活経営学特論
代表ナンバリングコード
講義開講時期 前期 講義区分 講義
基準単位数 2
代表曜日 代表時限
校地 千代田三番町キャンパス
授業科目の区分 大学院
実務経験の有無
開設学科・年次 生活文化専攻
必修・選択の別 選択

所属名称ナンバリングコード

担当教員
職種氏名所属
教授◎ 上村 協子指定なし

授業概要(教育目的) 農業に関わる、政治、経済、教育、労働などの分野において、国内国外の「農業とジェンダー」のテーマから派生する基本的諸課題を摘出し学際的比較分析を試みる。また、日本とアジアの農業が抱える性差に関する固有の課題(男女共同参画社会実現のための諸問題)をも取り上げ、ダイバシティマネジメントによる「食が結ぶ都市と農業との共生型リカレント社会」実現の方向性について論議する。
学習計画
生活経営学特論
授業テーマ学習内容(アクティブラーニング・情報リテラシー教育・ICT活用を含む)教室外学習(予習・復習)の内容教室外学習の時間(分)
第1回生活経営学を学ぶ 「農業とジェンダー」と関わりから家政学における生活経営学を、「農業とジェンダー」と関わりから、御船美智子論文集をもとに「生活経済の体系」「『生活創造』時代の生活経営」「消費者教育」「家計の長期的変容」「家計管理論から『家計組織・家計組織化』研究へ」「生活政策」から学び、持続可能な社会の構築に貢献する生活経営学の可能性について意見を交換する。授業後に家政学における生活経営学が、生活者・ジェンダー視点から持続可能な社会にいかに貢献できるかレポートを作成する。180分
第2回生活経済の体系 「農業とジェンダー」と関わりから家政学における生活経営学を、御船美智子論文集をもとに「生活経済の体系」から学び、持続可能な社会の構築に貢献する生活経営学の可能性について意見を交換する。授業後に家政学における生活経営学が、生活者・ジェンダー視点から持続可能な社会にいかに貢献できるかレポートを作成する。180分
第3回「生活創造」時代の生活経営 「農業とジェンダー」と関わりから家政学における生活経営学を、御船美智子論文集をもとに「『生活創造』時代の生活経営」から学び、持続可能な社会の構築に貢献する生活経営学の可能性について意見を交換する。授業後に家政学における生活経営学が、生活者・ジェンダー視点から持続可能な社会にいかに貢献できるかレポートを作成する。180分
第4回消費者教育 「農業とジェンダー」と関わりから家政学における生活経営学を、御船美智子論文集をもとに「消費者教育」から学び、持続可能な社会の構築に貢献する生活経営学の可能性について意見を交換する。授業後に家政学における生活経営学が、生活者・ジェンダー視点から持続可能な社会にいかに貢献できるかレポートを作成する。180分
第5回家計の長期的変容 「農業とジェンダー」と関わりから家政学における生活経営学を、御船美智子論文集をもとに「家計の長期的変容」から学び、持続可能な社会の構築に貢献する生活経営学の可能性について意見を交換する。授業後に家政学における生活経営学が、生活者・ジェンダー視点から持続可能な社会にいかに貢献できるかレポートを作成する。180分
第6回家計管理論から「家計組織・家計組織化」研究へ 「農業とジェンダー」と関わりから家政学における生活経営学を、御船美智子論文集をもとに「家計管理論から『家計組織・家計組織化』研究へ」から学び、持続可能な社会の構築に貢献する生活経営学の可能性について意見を交換する。授業後に家政学における生活経営学が、生活者・ジェンダー視点から持続可能な社会にいかに貢献できるかレポートを作成する。180分
第7回生活政策 「農業とジェンダー」と関わりから家政学における生活経営学を、御船美智子論文集をもとに「生活政策」から学び、持続可能な社会の構築に貢献する生活経営学の可能性について意見を交換する。授業後に家政学における生活経営学が、生活者・ジェンダー視点から持続可能な社会にいかに貢献できるかレポートを作成する。180分
第8回女性農業者の生活設計天野正子「現代『生活者』論ーつながる力を育てる社会へ」をもとに「生活者、再発見」「生きる現場からの検証」「生活者のネットワーク力」について学び、生活者視点が持続可能な社会の形成につながる可能性を考える。生活者・ジェンダー視点がいかに持続可能な社会につながるかレポートを書く180分
第9回女性農業者の生活設計 「生活者再発見」天野正子「現代『生活者』論ーつながる力を育てる社会へ」をもとに「生活者、再発見」について学び、生活者視点が持続可能な社会の形成につながる可能性を女性農業者の生活設計視点から考える。生活者・ジェンダー視点がいかに持続可能な社会につながるかレポートを書く180分
第10回女性農業者の生活設計「生きる現場からの検証」天野正子「現代『生活者』論ーつながる力を育てる社会へ」をもとに「生きる現場からの検証」について学び、女性農業者の生活設計や生活者視点が持続可能な社会の形成につながる可能性を考える。生活者・ジェンダー視点がいかに持続可能な社会につながるかレポートを書く180分
第11回女性農業者の生活設計「生活者のネットワーク力」天野正子「現代『生活者』論ーつながる力を育てる社会へ」をもとに「生活者のネットワーク力」について学び、生活者視点が持続可能な社会の形成につながる可能性を考える。生活者・ジェンダー視点がいかに持続可能な社会につながるかレポートを書く180分
第12回女性農業者の生活設計  現代生活学と女性農業者天野正子「現代『生活者』論ーつながる力を育てる社会へ」をもとに「生活者、再発見」「生きる現場からの検証」「生活者のネットワーク力」について学び、生活者視点が持続可能な社会の形成につながる可能性を考える。生活者・ジェンダー視点がいかに持続可能な社会につながるかレポートを書く180分
第13回持続可能な社会と女性農業者天野寛子『戦後日本の女性農業者の地位-男女平等の生活文化の創造』について学び、女性農業者の視点が持続可能な社会の形成につながる可能性を考える。生活者・ジェンダー視点がいかに持続可能な社会につながるかレポートを書く180分
第14回現代生活学と女性農業者の生活設計天野寛子「戦後日本の女性農業者の地位」をもとに「農村生活の改善を望んだ人々の言説に見る農家女性」「農村の生活課題の変化と農山漁村女性・生活グループ活動に」について学び、女性農業者の生活設計視点が持続可能な社会の形成につながる可能性を考える。生活者・ジェンダー視点がいかに持続可能な社会につながるかレポートを書く180分
第15回現代生活学と女性農業者の生活設計天野正子「現代『生活者』論ーつながる力を育てる社会へ」御船美智子論文集、戦後日本の女性農業者の地位から女性農業者・生活者視点が持続可能な社会の形成につながる可能性を考える。持続可能な社会の形成に、生活者・ジェンダー視点がいかに関わるかをまとめるレポートを作成する。180分
学生へのフィードバック方法 国内外のジェンダー課題について講義をした後、アジアの農業とジェンダーとに関連する英文・和文の文献を輪読し、ディスカッションをします。また、各自の研究発表も授業の中で行います。期末には、レポートを提出して下さい。
評価割合 平常点 50%  
期末レポート 50%

使用教科書名(ISBN番号) 上村協子(2015)試論『現代生活学』科学研究費23300262 生活文化の世代間伝承による持続可能な消費―消費者教育のパラダイムシフト―平成26年度報告書 生活文化ESC研究会
天野正子(2012)『現代「生活者」論―つながりを育てる社会へ―』有志舎
他 授業中に指示
ディプロマポリシーとの関連 【知識・理解】総合的な家政学の見地に立ち、現代生活の諸問題を理解できている。
【思考・判断】生活・社会の諸問題を自ら発見し分析し、問題解決に導く考察をすることができている。
【関心・意欲・態度】生活・社会の諸問題について関心を持ち続けることができている。
【技能・表現】健やかで心豊かな生活を創造するための問題解決と提案・発信ができている。
学生へのメッセージ 『生活者』("Seikatsusha")とは、消費者(consumer)や市民(citizen)と異なる日本の自生えの言葉である。食が結ぶ都市と農業との共生型リカレント社会を考えたいと思います。
オフィスアワー 前期: 水曜日 4限
後期: 火曜日 4限
アポイントを取り時間調整を行うこと。
評価方法 平常点(輪読した論文の発表、各自の研究報告、授業中のディスカッションへの参加状況等を総合的に判断)50点
最終レポート 50点
学習計画注記 授業の進行が変更になる場合もあります。
教育等の取組み状況
該当有無 概要
実務経験を活かした授業
アクティブ・ラーニング
調査学習、問題解決学習、ディスカッション等の教育内容を含む。
情報リテラシー教育
ICT活用
評価基準
評価基準
評価方法 知識・理解(K) 思考・判断(K) 関心・意欲・態度(V) 技術・表現(A)
平常点
レポート
学習目標(到達目標)
学習目標(到達目標)
知識・理解の観点 (K)
SDGsに関する知識をもち、「食が結ぶ都市と農業との共生型リカレント社会」への方向性を理解する。
思考・判断の観点 (K)
WAP100:女性が変える日本の農業・女性農業者が活躍する農業経営体100選をとりあげ、とジェンダー視点から分析して考究できる力をつける。
関心・意欲・態度の観点 (V)
農業経営体のダイバシティマネジメントについて関心をもち、持続可能な社会の創造にむけて女性農業者を支援していこうという意欲と態度もつ。
技術・表現の観点 (A)